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オコジョの散歩道

■松本散歩1 あがたの森公園と旧制松本高校(12-11 10:17)
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松本は妻とは何回か来ていますが、いつも国宝・松本城と重要文化財の開智学校か、サイトウキネンオーケストラを聴きに来ただけ、そして美ヶ原温泉に泊っただけという感じで、松本の町を妻はほとんど知らないということです。私とは何度か町の中を歩いていますが、今回は町も見て歩くことにしました。



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最初のあがたの森公園は松本駅から1.5キロ離れていますのでバスで行きます。
松本には「タウンスニーカー」という松本の町の中を周遊するバスがあります。昼間なら20分おきにあって便利です。
遠回りですがぐるっと町の中をめぐっていくのも素適です。

このバスは乗ったバスではないのですがやはり「タウンスニーカー」の一台・・・
松本市生まれの草間彌生さんの水玉模様の反復によるデザインですね。

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あがたの森公園に到着・・・

松本市県(あがた)にあるからですが、律令制が以前にヤマト王権の県主(あがたぬし)と呼ばれたこの地方を治めた役所があったからと言われています。律令制の国造(くにのみやつこ)や伴造(とものみやつこ)と同じような役割ですが、もっと古い時代ですので。この地が古い歴史を持っているようです。

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ここには、明治には県神社という社の森だったそうです。21ヘクタールという『東京ドームのグラウンドの16倍』という面積・・・
大きな神社だったようです。

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葉を落とした欅の林の中にわれらの「松本高等学校跡 青春ここにありき」の碑がありました。

明治27年(1894)に高等学校令により明治41年(1908年)までに一高から八高までのいわゆるナンバースクールが開校となります。そして大正7年(1918)の第二次高等学校令により大正時代になり、新潟・山口・大阪・水戸など16校が新たに加わります。
旧制松本高等学校は大正8年(1919)に開校して、翌年の大正9年(1920)に県神社あとに移りました。

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旧制松本高等学校は戦後、昭和24年(1949)に、いくつかの学校を統合して新制国立大学の信州大学となりますが、ここは昭和48年(1973)まで信州大学文理学部・人文学部として使用されました。

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その後日本庭園風の池や、広い芝生広場、遊具などの有る都市公園「がたの森公園」あとなり、松本市民の憩いの場となっています。

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プロムナードにはベンチやテーブルがあり、四阿もあります。穏やかな日には、話に花を咲かせたり、本を読んだり、読書したり、ランチや芝生で昼寝とのんびりできそうです。

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大正時代の洋風建築が公園の一角に残されています。

旧制松本高校の多くの建物は取り壊されましたが、この建物は大正9年(1920)の旧制松本高校本館でした。ここと大正11年(1922)の講堂は昭和52年(1977)に松本市がこの校舎を購入してします。

コの字型の建物ですが、左側の、南校舎部分は解体される予定でした。しかし市民団体からこの校舎が貴重な財産であり、社会教育面での活用をはかってほしいとの要望があり、松本市は校舎を公民館・図書館・博物館(旧制松本高等学校記念館)を含んだ「あがたの森文化会館」として保存・活用することになり残されました。

本館と講堂は全国的に旧高等学校の遺構が少なくなっている中で、大正時代の代表的木造洋風建築として、平成19年重要文化財に指定されています。

彫刻は「蒼穹(そうきゅう)」という銅像です。
平成11年、(1999)信州大学の開学50周年の記念碑で、この地で過ごした青春のありし日のを象徴する青年像とか・・・

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中庭奥のもう一つの彫刻「岳人」・・・
雷鳥を肩に乗せています。

松本市在住の彫刻家・洞沢今朝夫氏の作品で、昭和53年 (1978)に信州で開催された「やまびこ国体」の剰余金で建てられたそうです。

松本は三種類のガクの都なので三ガク・・・
3つの都はは岳都・学都・楽都です。
サイトウキネンなどのコンサートや北アルプスの山歩きとして訪れたことが多かったですね。もっとも、山とコンサート主体で町は通過だけがほとんどでしたが・・・

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秋の終わり・・・

もうこの時から三週間以上・・・
そろそろこの旅のアップも終わりにしないと・・・
と言いながらあと何回か続きそうです。

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本館の中に入ります。ここは開館日なら立ち入り自由です・

ここは現在では、あがたの森文化会館として生涯学習活動の拠点となっています。

「NHK朝ドラおひさま」「白線流し」や「さよならクロ」など、ドラマや映画のロケ地にも使われたそうです。

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復元校長室・・・

縦横四間ずつの16坪のゆったりとした校長室です。

旧制高校の校長は文部省から指定されましたが、校長・教師・生徒の自覚による自治と自由を重んじるものだったそうです。
しかし、戦争の足音が近づくと制約が多くなっていったようです。

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校長の椅子は自由に座れます。

校長先生も、ここで身だしなみを整えたのでしょうか。

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玄関ホールからの正面階段・・・

国立の高等学校の格式を感じさせているようです。

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復元教室・・・

こんな椅子は懐かしいですね。
もっとも戦後の時代、でこぼこの二人掛けの粗末なものでしたが・・・
白熱電球が昔を感じていました。

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あがたの森文化会館の中に、あがたの森図書館が在ります。教室2つの小さな図書館

市民の憩いの場・あがたの森公園の入り口の、重要文化財・旧松本高等学校の校舎の1階にある小さな図書館です。旧制松本高校出身の北杜夫の著作やその他ゆかりの資料を集めた「あがたの森コーナー」がありました。

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大正時代からの、ここの名物つのヒマラヤ杉の並木道・・・

150m以上の並木道に56本のヒマラヤ杉・・・

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旧松本高等学校講堂ホール

現在、講堂(ホール等)は耐震補強工事中のため再来年の2月頃まで工事で立入禁止でした。

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この塔が素敵です。

あがたの森文化会館は、教育文化団体等の例会・研修・練習の場や、コンサート・展示発表会の会場、また企業等の研修会会場など大いに活用されているようです。

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ここは子供を連れてくるには良いところです。

ここは、いろいろな遊具がありますし広い芝生があって、子供さんも嬉しい場所のようです。

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旧制松本高校の落ち着いた建物を少し離れてみてあがたの森公園をあとにして、松本の町へ入っていきます。


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