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オコジョの散歩道

■散歩道で花に会う時 春から夏へ1 スミレの仲間たち  スミレ ヒナスミレ タチツボスミレ(05-18 07:44)
だいぶ花の写真がたまりましたので、紹介します。もう花の時期が終った花も多いのですが。この春以降に出会った花たちということです・

スミレ(菫  スミレ科スミレ属)
スミレ (1)
スミレの仲間は世界に約450種があるそうです。そのうち日本に自生しているのは60種くらいだそうです。見分けるのが難しい花たちです。

その中て植物学的に「スミレ」というと「スミレ科スミレ属スミレ」のこの花になります。
たくさんあるスミレの中、つまりスミレの代表がこの花です。

私が現役のころ通勤に使った小海線の北中込という無人駅の線路の敷石の間にこのスミレの花が咲いていて目を楽しませてくれました。

北中込は行くこともなくなりました。あのスミレどうなっているのかな・・・
会社は新潟の工場に統合され、行くこともないのですが、この記事を書いていてあのスミレは元気かなと・・・



スミレ (6)
スミレという名前は色々な説ありますが、大工さんが使う「墨入れ」という線を描くときの作業がなまったといわれます。この時に使う墨壷の形を横から見ると菫の花に似ているといわれます。墨壷は前には大工さんが持っていて、よく見たのですが、最近は工場で加工していて、また新建材により。現場は組み立てだけという感じで、見かけなくなりました。

スミレの本家でだけあって、落ち着いてしっかりした感じをこの花に感じます。

スミレ (2)
スミレの代表だけ会って北海道から屋久島までの日本列島に広く咲く花だそうです。
線路の敷石にさいてい多様に石垣の舗装道路の割れ目にも咲いていることもあります。
もっとも芝生や路傍に何気なく咲いていることもありますが・・・


この形のスミレでよく似た花には「ノジスミレ」があります。「ノジスミレ」は弱々しい感じです。なんとなく見た感じでわかります。
でもしっかり確認しないと、「スミレ」には、葉の柄に翼と呼ばれる細かい葉が柄に平行してあります。この葉には翼がありました。

ヒナスミレ(雛菫  スミレ科スミレ属)ヒナスミレ (2)
雛菫・・・

素敵な名前ですね。

「日本のスミレ」(いがりまさし著)という本には「すみれのプリンセス」という表現を強いるとか・・・

小さなスミレで足元に、そっと咲く小さなスミレです。布引にカタクリを見たときに出会いました。林道の道脇にひっそりと咲いていました。早めに咲くスミレなので、もう一月半・・・
今は他の草たちに埋もれていそうです。

ヒナスミレ (6)
プリンセスの名のように優し気な愛らしい花ですが・・・

羽にも特徴があります。この鋸のような葉の縁の切れ込みは独特なものがあります。
シハイスミレやマキノスミレという似たスミレがあり、スミレの種類の同定が苦手な私にも区別がつきます。
みんなそうした個性があるといいのですが。やはり、スミレは苦手です。

ヒナスミレ (12)
花の外側がピンク、内側が白っぽい・・・
その感じが可憐と言えます。

来年も会えるといいなと・・・

タチツボスミレ(立坪菫  スミレ科スミレ属)
タチツボスミレ (1)

  山路来て何やらゆかし菫草   芭蕉

芭蕉の良く知られた句です

この写真は山路に咲くスミレらしいかな・・・
いい写真にはほど遠いですが・・・

こちらでは、代表的な単なる「スミレ」より、ほとんどが、このスミレといっても言い過ぎでないくらい、こちらの地方には多いスミレです

タチツボスミレ (7)
芭蕉の時代からスミレは知れ渡っていました。

この句は芭蕉の「野ざらし紀行」の中の句です。
名古屋の熱田にある白鳥山法持寺で詠んだ芭蕉「何とはなしになにやら床し菫草」を推敲した句です。

山路とは言っていないのです。

タチツボスミレ (12)
俳句を研究する方が、この句のスミレは何かと「野ざらし紀行」芭蕉の足取りを追って歩いて調査して、芭蕉のスミレはタチツボスミレという結論になったそうです。

確かに、どこにでもあるスミレなのですが、実際にスミレを見たのは奈良をみて、「京都から大津へ至る、逢坂山越えの道を歩いて」と有ります。このスミレが本当に芭蕉が見たスミレかどうかは、芭蕉さんに聞いて見ないと・・・

芭蕉さんはスミレの種類なんて眼中になかったでしょうね。

でも、芭蕉の句のスミレは何かなと思いながら芭蕉の足跡を追って歩くというのはロマンチックでいいですね。


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