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オコジョの散歩道

■白糸の滝 軽井沢・湯川支流の優美な滝(06-20 07:13)
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軽井沢の人気スポットです。
白糸の滝という滝は、日本には数々あり、何十とか、もしかすると100を超えているのかもしれません。日本の滝百選にも山形と静岡の2つの白糸の滝が選ばれています。
この滝も軽井沢の観光スポットとして自然ではトップクラスに有名です。



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妻が友人と出かけるというので、私も出かけることにしました。
私は一人歩きですが・・・
一人が気楽で特に問題はありません。

天気予報では暑くなるというので、水辺がいいかなと・・・
やって来たのは白糸の滝・・・

人気スポットなので、何回も来ているのですが、人が多くて最近は敬遠気味・・・
数えてみたら5年ぶりでした。

朝わりと早い時間なのですが、店は開いていて、観光客も沢山いました。

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こんないい道を行きます。

都会の人は舗装でないと文句が出るかもしれませんが・・・

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わりと狭い谷間なのですが、小さい谷にしては水量が多くて岩を滑る流れを見ながらゆっくり歩いても5分あれば白糸の滝につきます。

少し登り道ですが・・・

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白糸の滝という名前の説明は不要ですね。

滝の高さは3 mほどと低いのですが、幅は70 mと幅広く釜に落ち込んでいます。

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全景はこんな感じです。

滝の左側と、右端側の感じが違いますね。
その境に壁があるような・・・

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境目を拡大するとこんな感じです。真ん中が出っ張っていますね。ここは尾根の末端です。この滝は2つの谷にまたがっています。

それにしても不自然な感じがありますね。

この滝は前掛山火山(浅間山)に降った雨が、地面に吸い込まれ、何年も地の中を伏流水として段々下ってきますが、ここで岩盤に突き当たり、その割れ目から流れとなって、姿を見せたのが白糸の滝です。

つまりここで湧き出している泉が滝となっているため、雨が降っても滝の水が濁ることはありません。また水量も一定だそうです。

しかし、なんとなく滝が塀の上から落ちているような・・・

普通こうした垂直の滝は水の流れに磨かれて落ち口は丸みを帯び、水の流れる瀑身もすべすべした感じとなるのですが、この滝はごつごつとして、人が削ったような感じです。

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滝の面を見ると水平に筋が見えますね。土壁なら地層ということもあるのですが、ここは浅間火山の最初の火山の黒斑火山の溶岩流の上に小浅間山の白糸軽石層とよばれる火山噴出物が積もっている地形です。ここには、かつては火山が堰き止めた湖があり、そこに白糸軽石層が積もっているのですが、前掛火山の水ここに集まり、その水かあふれて湧き出している所のようです。滝の岩は熱く溶けた溶岩が固まったものでこんな筋がつくはずはありません。

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このあと歩いていく、下流のる龍返しの滝の紹介は古くからありますが、白糸の滝は江戸時代の文献には登場しません。山の中で知られなかったのでしょうか。
大正時代には草軽電鉄が開通して、この辺りは観光地となりますが、明治・大正の5万分の1の地形図や、観光案内に白糸の滝は昭和9年の稲垣虎次郎著「大軽井沢の誇り草津温泉の譽れ」という本で名所として紹介されているそうです。
この頃発見されたのか・・・
いいえ、大正時代以前に、白糸の滝は存在しなかったのです。白糸の滝は昭和初期に作られた人工の滝です。

17ここは水のなだらかな斜面となっていた伏流水の湧く泉でした。そこを堀上げ池として、さらに崖を削って垂直の滝が生まれました。この写真を人工池とするためのダムの部分です。

滝壷は大雨の土砂の流出で埋まります。実際、土砂崩れで埋まって掘り起こして復元しています。人工の滝ですが、上手に作られて自然と良く溶け込んでいるようです。

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白糸の滝のすぐ下の滝です。白糸の滝の滝つぼの水が、麓に向かって、生き生きと麓に向かって、喜びに満ちてスタートします。

みんな、白糸の滝に関心がいって、あまり見てもらえない滝ですが、この滝も人工的な手が加わっているようです。

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たくさんの人が楽しんで戻っていきました。

何のためにこんなことをしたのか、用水確保なら、こんな手の込んだ、造形は不要で寿司、下の湯川からの方が効率は良いはずです。観光でしょうね。いち早く観光地になると睨んだ先見の明がある人がいたようです。

名前が、わかれば顕彰碑でも建てるところなのですが。誰が工事をしたのかわからないようです。

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個人的には、白糸の滝はメインでなく、旧軽井沢への自然歩道です。

熊さんの絵があります。山の中は熊さんのテリトリーですからいるのは当然ですね。熊除けの鈴は売店で売っていると書いてありました。

今回は自動車道路沿いの自然歩道です。車の音を聴きながら暮らしている熊に鈴など効果ないかもしれませんね。自然の中で鈴の音は無風流と感じていますので、私は使いません。自然の音が好きです。

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環境庁の中部北陸自然歩道と長野県の信濃路自然歩道の両方から指定されている素適な道です。湯川に沿って下る道ですが、まずはこんな階段の登りになります。

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ずくに下り道になります。

新緑の柔らかな緑の道でした。

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対岸は「白糸ハイランドウェイ」という有料林道・・・
緩やかな道ですが、自動車専用で歩行者は禁止です。

こちらの道は柔らかな自然の道です。
歩きやすいとは言えませんが、気持ちの良い道です。

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「白糸ハイランドウェイ」を横切り、湯川を渡って対岸に移り湯川の流れに沿って下っていきます。

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