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東信ジャーナル[Blog版]

■◆上田市の二紀会参与、米津福祐さん(81)の洋画展「家族のカタチ」(7月1日まで・青木村当郷の青木村郷土美術館)圧倒的な存在感で来場者の視線を引きつける「家族(母子像/星降る夜に)」(150号)など! 長野県 青木村(05-17 11:04)
米津福祐展「家族のカタチ」 青木村郷土美術館 2018 (1)
   【「川中島(人と牛)」=右=と米津さん】 

米津福祐展「家族のカタチ」 青木村郷土美術館 2018 (2)


 上田市中央2の二紀会参与、米津福祐さん(81)の洋画展「家族のカタチ」は青木村当郷の青木村郷土美術館で開いている。7月1日まで。
 圧倒的な存在感で来場者の視線を引きつける「家族(母子像/星降る夜に)」(150号)など40代から50代にかけて家族を主題に描いた大作22点を並べた。


 米津さんは幼いころから絵が好きで上田松尾高校(現上田高校)卒業後、家業の「ささや」を手伝いながら制作に打ち込んだ。
 仕事を終えた深夜や早朝に寝る間を惜しんで筆を執り「世の中の不条理に対する憤りや胸の中のもやもやをぶつけてきた」という。

 家族を描いたのは「ささや」を食堂から宴会場へと転換した時期で多忙を極め、妻や子どもとくつろぐ時間は全くなかったという。
 家族ばかりを描いていたことは後年、知人に指摘されて気づき「家族への贖罪の気持ちが無意識に描かせたのかもしれない」と振り返る。

 作品には赤ちゃんを抱く女性や川遊びに興じるランニングシャツの少年が楽しげに描かれており、自身を投影した牛も登場する。

 二紀会で委員推挙となった「川中島(人と牛)」(150号)は55歳の時に過労による急性肝炎で緊急入院した後に「どうしようもない不安を抱え、悶々とした状態」で描いた。

 20年ほど前に仕事の第一線から退き、江戸時代の名力士、雷電為右衛門の制作をライフワークとする。

 米津さんは「描くことで己の矜持を保ってきた。いつも本気で誠実に描いていたい」と力を込める。

 同館の山崎英樹館長は「全ての作品が全力投球。絵に根っこのようなものがあるのが作品の強さ。地元の多くの人に見ていただき、家族について改めて考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかけている。

 開館時間は午前9時から午後4時半。
 月曜日休館。
 入館料一般200円。
(電話)0268・49・3838(同館)


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