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東信ジャーナル[Blog版]

■◆「長野県高等学校 家庭科男女共修50年のあゆみ」(長野県高等学校教育文化会議家庭科教育研究会編)を発行! 元高校家庭科教師の富松裕子さんが、これまで保管していた「資料『家庭一般』」や家庭科教育研究会の活動資料などを近く、京都教育大学に寄贈! 長野県 上田市 (10-13 11:38)
高校の家庭科教育 富松さん 県の先進的な高校「家庭科」男女共修「50年のあゆみ」発行 2017
【富松さんと寄贈する資料】


 長野県では全国に先駆けて昭和40年代から家庭科男女共修の実践が始まった。
 この先進的な取り組みをまとめた「長野県高等学校 家庭科男女共修50年のあゆみ」(長野県高等学校教育文化会議家庭科教育研究会編)がこのほど発行された。


 男子と女子が一緒に学び、必修科目として位置づけられている高校の「家庭科」。
 全国全ての高校で家庭科が「男女共修」の「必修」科目となったのは平成6年の学習指導要領による。
 それ以前は明治以降、良妻賢母の思想や男は外で働き、女は家庭を守るといった男女の役割分担の考えのもと「女子教育」の延長線上で行われてきた長い歴史があった。
 
 家庭における個人の尊厳と男女平等(憲法第24条)や健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(第25条)の考えを日常の生活のなかで実現していこうと現場の家庭科教師が活動。
昭和47年には女子向けの教科書にはない視点を補完する「資料『家庭一般』」を発行し以後31年間、毎年改訂を重ねた。
若手の教師5人が始めた活動が徐々に広まり、県内の高校には家庭科の男女共修が定着していった。

 この活動に一貫して取り組んだ元高校家庭科教師の富松裕子さん(75)=上田市古里=は「家庭科は生徒一人ひとりが人間としていかに自立して生きていくかを考え、知識を暮らしにつなげていくための総合的な教科」と力を込める。

 富松さんはこれまで保管していた「資料『家庭一般』」や家庭科教育研究会の活動資料など161点を近く、京都教育大学に寄贈する。
「研究者や学生ら多くの人に利用していただき、後の世に役立てたらうれしい」と期待する。


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